あたしはハァッとため息をついて教室から出ていこうとした。 「どこへ行くんだ堀内」 担任があたしを呼び止めた。 「頭痛いんで」 「お前嘘つくなよ」 溝畑がまだ自分のお尻を押さえながら涙目で言った。 「嘘じゃないよ」 ホントだよ。 こんなトコいたら頭痛くなるのも当然じゃないか。 あたしは屋上へ行った。 **屋上** 屋上は良い。 空気は良いし、景色も良い。 今日の屋上はまるであたしを出迎えてくれたかのようにそよ風が吹いていて、絶好の天気だった。