「ところで…怜ちゃんって…誰?名前から察するに女の子だろうけど…可愛い?」

さっきから聞いてばかりの流に

「怜ちゃんってのは、あの店の子さ」

と、さっきまで自分が居た店を指差し

「俺に歴史への正しい付き合い方を教え導いてくれた…俺にとって大事な女(ひと)だよ。そりゃもう可愛いなんてもんじゃないよ。けど…まぁあの子の良さは純一郎には理解出来んな」


深としては、

(決まった…俺って何気にカッコいい?)

と思っていたのだが…


"バーン!"


なる銃声が響いた日には…

「え…今の…もしかして…」