「よくわかんねぇんだけど」


健吾って人がそぅ言った。



「ぅーん……同業者?」


「あたしの家が練り物とお抹茶なの」
「んで俺ん家が煎餅」


「へー…」


「健吾、知らなかったの!?

【東】と【雛】って言ったら有名じゃん!!」


「ぃやぁ…ずっと周平のしか

知らなかったから…;;」



そっかぁ…もっと頑張らないとな…。

何だか悲しくて俯いた。



「じゃぁ今度【雛】買いに行くな!!」


その言葉に顔を上げた。



「俺、朝霧健吾!!よろしく和依ちゃん♪

健吾って呼んでね!!」


健吾くんはニパッと笑って

「名前知らないけどそこの2人もよろしく」

と言った。







こうして

繋がったんだよ。



―――――――周平くん…。