はっとして 私は目覚めた。 「ふふ。夢だったのね。寝る前に読んだ童話のせいかしら?」 なんて言いながら 起き上がると… 広すぎる部屋に、天井には大きなシャンデリア 白で統一されつつも、宝石がちりばめられた家具。 一目で私の部屋じゃない事が分かった。 「まさか!」 ほっぺをつねってみても、痛いだけだった。