「千秋?」 「え?」 また、直樹に心配そうな目で見られる。 「手とめてどうした?」 「あ、いや別に。」 「そっか。」 今日の私はなんだかおかしいみたいだ。 こんなにぼーっとして。 直樹に心配かけさせて。 ただ、地元に。実家に帰るだけなのに、こんなにぼーっとするなんて。 そんなに考えることじゃない。 私らしくない。