キミシダイ




…しかし…あのセイとか言う男…何なの?

私の兄貴?

もしかしてお父さんの隠し子?






…にしては、イケメン過ぎて、お父さんに似て無い…

母親似なのかな?




頬杖ついてリビングの扉を見ると、まだ脇腹を擦って痛がってるセイが目に付いた…



「月…これ、肋骨逝ったかも」


「しらない…それに気安く呼び捨てしないで!!」


「ぁんだよ、機嫌悪ぃなぁ…生理中か?」



ふぅ…と溜め息吐いて、私の向かいの席に着いた…



てか…コイツまじで苛々する