こうゅう所が大人ッぽいんだょね~

 あたしは、惚れた。

 
 自分が道路側走ッてくれる人なんて
 付き合ッてきた中で一回も無かッた
 全部葵が道路側走ッたり、歩いたり
 していたから。

 あたしは、誰かがひかれて死ぬより
 あたしが死んだ方が良いとずッと
 想ッてた。


 だから大輝さんが道路側走ッたとき
 葵は、
 
 「葵こッち側で良いよ」

 そを言ッた。

 でも、大輝さんは納得がいかない
 ようで、こを言ッてきた・