「何をって..」
「俺がどんな気持ちで君を迎えに行ったか分かってる?」
「そんな事言われたって..あたしは」
朝からあんな事言われて傷ついて泣いて
今だって・・・
「さっきも。俺よりもアイツの所に行ったしね」
「それは!」
「もういい」
そっけない冷たい声。
「何が・・もういいの?」
「そもそも君が不倫しようが浮気しようが、俺には関係ないし」
「..どうしてそんなこと言うの?」
「だってそうだろ?俺には君の気持ちが分からないね」
そう言って立ち上がるとリビングを出て行った。
「待って・・待ってよ!!」


