年上王子様とのアリエナイ××①



お辞儀をして外で待っていた人たちを呼ぶと次から次へと人が中に入って来る。


いや、そんな..


「やめてくだささい!!」


靴を脱ごうとしているその人たちの前に立ちふさがる。



「どうして?なんで引っ越しってどういうことですか?」


睨みつけるあたしに対し

「申し訳ありません。翔様の物は東京に、それ以外の物は奥様の実家に届けるようにと言われてるだけなので」

申し訳なさそうな態度で説明を始める業者の人。


翔さんの分は東京?

あたしの分は・・実家?


それって

あたしたち

もうおしまいってこと?


「そ、んな」


そんなの...信じたくないよ


あたしと翔さんがもう終わりだなんて


「すみません!少し待ってください」



業者さんにそれだけお願いするとリビングに戻り急いで携帯を手にもつ。