青い綺麗な瞳、 金色に輝く髪の毛。 「ほら、泣いてるじゃん」 魅せる笑顔に心臓がどくんと高鳴る。 「なに?迷子になったの?」 「え?」 「だって一人だし、泣いてるし、小学生みたいだし」 「なっ!」 小学生ってなにそれ!! 「あ、あたしはこれでも高校生!」 そこまで口にしたときだった 「柚子!!」 ちょうど向かい側に肩を上下に激しく揺らしている翔さんの姿が目に入る。 どうして?なんでここにいるの? 「柚子!!」