年上王子様とのアリエナイ××①



「なに?知り合いだったの?」

「あ、ハイ。昨日初めて話したんですけど」

「昨日?」

「柚子さん、今日は楽しんで行ってくださいね」

昨日のことが嘘みたいな笑顔。



「あ、ありがとうございます」

「智香子、翔の場所まで案内してくれ」

「かしこまりました、社長」

お辞儀をした智香子さんはおじいさまの隣につく。

歩きだした二人にもういちどお辞儀をすると



「柚子さん、離婚届は早めに頼むよ」

急に突きつけられた現実に何も言い返せなくなる。


「おじい様それは一体・・」

「何でもないんだよ、さぁ行こうか」

質問した智香子さんに何でもないように笑顔を向けて

そうして二人はその場から離れた。