いきなり渡されたその紙切れは

あたしにはとても重すぎて


どうすればいいのか分からないままテーブルの上に置きっぱなしになっている。



「君は翔にとっては邪魔な存在なんだ。だから、別れてくれるね?」


おじい様はそれだけ言うと

いなくなってしまっていて。


残ったあたしはドアを閉めてそれから寝室に向かった。




離婚...



おじい様はそれを望んでる。



あたしが翔さんに相応しくないから。


でも

翔さんは言ってくれた。


いつもあたしを選んでくれるって

傍にいてくれるって。


あたしから..離れたりしない..絶対に。


だから、大丈夫..大丈夫だよね?翔さん。


あたし達、


ずっと一緒にいられる..よね?