「開けなさい」 そう言われて言われた通りに開けてみる。 何だろう、このモヤモヤした気持ち。 薄い紙を広げると そこに書かれてあったのは 「な、にこれ?」 「見ての通りだよ?」 手が震えてる。 頭が真っ白になっていく。 見る事も触る事もないと思ってた。 なのに―――― 「君は翔にとっては邪魔な存在なんだ。だから、別れてくれるね?」 どうしてあたし今 離婚届を持ってるの?