いきなり黙ってから


「そうやって逸らす気?」


更に距離を縮めてきた。


ってかここ..何処か分かってる?

一応個室だけど..病院だよ!?


「ちょ、翔さん!?」

「うるさい」


少し黙って、そう言うと

イジワルな王子様は甘いキスを落としてきた。





今はこれでいい。


何も知らなくていい、


とにかく今だけは..

翔さんとの愛を確認したい。



そう思いながら静かに瞳を閉じた。