年上王子様とのアリエナイ××①



でも

謝っても翔さん、許してくれるのかな?


何度も何度もいきつく疑問に胸がモヤモヤする。


「はあ!!もう!!」


こんな自分が嫌になって一気にお布団をかぶった時だった。


コンコンとノックと同時に扉が開いて

一人の人が入って来た。


もしかして..看護師さんかな?

だったらこのまま不貞寝しちゃおうっと。


寝たふり作戦を開始したあたしに


コツコツという、看護師さんにしては随分と堅い靴音をさせて
ピタッと止まった。


誰?


もしかしてお医者さん?


「柚子..」