「柚子・・柚子・」 暗い部屋。 誰もいない、中から 声が聞こえる。 あたしを呼ぶのは誰? 「柚子?柚子?」 あぁ、あたしの好きな人の声だ。 その声を頼りに前に進む。 翔さん! 手を伸ばそうとしたそのときだった 「君も平気で嘘を付くんだな」