年上王子様とのアリエナイ××①



「柚子・・柚子・」



暗い部屋。

誰もいない、中から

声が聞こえる。

あたしを呼ぶのは誰?



「柚子?柚子?」


あぁ、あたしの好きな人の声だ。


その声を頼りに前に進む。

翔さん!

手を伸ばそうとしたそのときだった




「君も平気で嘘を付くんだな」