年上王子様とのアリエナイ××①



バタンとドアを閉めて、

高鳴る心臓をなんとか落ち着かせようと深呼吸する。


違う、あたし別にキスがイヤとかじゃなくて..


ううん、それも違う、あたしは好きな人とじゃないと出来ないって..


あれ?


あたしなんで..


キスしたいみたいなこと考えてるの?


はぁっとため息をついていると


トントンとドアがノックされて、


「柚子?俺また出かけるけど」