「バスケは小学校からやってるからね。」 休み時間、太一君はそう言いながら鍛え上げられた腕の筋肉を私とヒカルに見せてくれた。 「スッゴい!!」 ヒカルは太一君の筋肉を掴んで嬉しそうに笑っていた。 私は………――。 やっぱり星ちゃんに目が…!!!!!! 私は思わず目をそらした。 (星ちゃんが私を見てる!?) 「凪!ちょっと来て。」 星ちゃんが私の腕を掴んでる。 夢みたい…―。