…そんなキスがまた何度も繰り返されて、 どんどん深くなっていきそうになって、私は慌てて声を上げた。 「もう駄目!」 「なんで…?」 「だって、ここ学校だし…」 「今更だな」 私の言葉に陸君はくすりと笑ったけど、それ以上はなにもしてこなかった。 少し強引で意地悪なところもあるけれど、 やっぱり陸君はすごく優しい…。