「ゆっ、百合!?」 いきなり泣き出した百合。 わたしはどうしていいかわからず、オドオドしているだけ。 「奈々、コレ」 健斗からもらったティッシュを百合に差し出した 「あっ、りがと…」 「どうしたの?落ち着いてからでいいから話して?」 そういえば、今日一日振り返ると百合はいつもより様子がおかしかったような… 気付いてあげられなくてゴメンね…。 「じっ、実はね…」 少しして、落ち着きを取り戻した様子の百合は口を開いた。