「どうかしたんですか…?」
心配そうな顔でわたしを見る東沢さん
「なっなんでもありませんよ」
ものすごく見つめられてるから少し声が上擦っちゃったよ…
「でも、悲しい顔をしてらっしゃいますよ?悲しいコトがあったから、こんなに目が腫れるまで泣いたのでしょう?」
それはそうですけど…
悲しいコト…
そんな言葉が頭を駆け巡っている時、あの写真がまたフラッシュバックした。
「なっ奈々さん!?」
あぁ…情けない。
また涙が溢れ出す。
「大丈夫っ…ですからっ…」
なんとかそう言い、部屋に戻ろうとした―――その瞬間。
「泣かないでください」

