「わたしだよ、奈々。南じゃなくてごめんね」

わたしの気持ちがわかったのか苦笑いをしながら百合が入って来た



百合…



「百合ぃぃぃ〜〜」


すぐさま百合に泣きついた


ずっと泣いたままのわたしに何も言わず、ずっと抱きしめてくれていた。




「ちょっとは落ち着いた?」

「うん…」

「心配で学校中、捜し回ったよ」

「ありがと…ごめんね」


「南…なんであんなコト…」

「さっきね…」


さっきあったコトを全部話した。