「こちらの女性のお名前は…」
名前が知りたいのか
「わたしは、城島 奈々と言います」
ニコッと微笑みながら言う奈々
罪なヤツだなお前
東沢さん顔が林檎みたいだよ
顔を赤くしつつも
「城島財閥のご令嬢ですよね?」
「はい、そうです」
そこから東沢さんの質問攻めは始まった
趣味は?とか好きな食べ物は?とか(←お見合いか)
奈々もちゃんとその質問に答えている
完全に二人の世界じゃん
俺と母さんはそっちのけ
すると母さんが俺の隣に来て
「東沢さん完全に奈々ちゃんに惚れたわね」
「だよな」
わかりやすいから見ててわかるよ
まぁ、例外で気付かないヤツもいるけどな
それにしても、いつまでも二人の世界を作られては俺もだんだんイライラしてきた
「健斗、イライラオーラがでまくってるわよ」
母さんにはわかるんだな
「そんな健斗にはい、これ」
母さんが何かのカードキーを渡してきた

