また、光志は目を丸くした。 「…は?」 「えっと…あのね、一人で会うのはちょっと不安でね。出来れば一緒にって…隣に居てくれればそれだけでいいからさ…ダメ?」 最後に言った『ダメ?』 が、光志のハートを見事撃ち抜いたらしい。 「本当、ずるいよな。」 そう言って光志はまた 顔をすりすりしてきた。 「だから、大の大人が…」 「さーせん」 ……全部言う前に謝りやがった。 と、まあそんなこんなで 明日は光志と一緒に パパに会いに行くことに なりました。