「だからね、中原さん!!中原さんは独りじゃないよ!!」 は? 何よ…。 いきなりそんな突拍子もないこと…言わないでよ…。 「僕は、中原さんの言うとおり、ドジでバカでどうしようもなくダメなヤツだから…。自分を傷つけてまでお父さんを庇う中原さんをこれ以上見たくなかったんだ」 だから私は…。 傷ついてなんか、いないってば…。 「だからお父さんに余計なことを話したってわけね…」 ったく。 本当どうしてくれんのよ。 もう…どうやって父に合えばいいかわからないじゃない…っ。