いきなり、私たちの対話に割り込んできたのは、なぜか泥だらけで擦り傷まみれの芦屋だった。 「なんで…?あなたは…あなたは、中原さんのお父さん、なんでしょう!?なのになんで…!?中原さんが傷ついているのに、ごめんの一言もないんですか!?中原さんだって!傷ついて泣いてるのに…!どうしてそれに気づかないんですか!?」 ちょ…!! アイツ何言ってんのよ!? 私が泣いてるって!? 泣いてるのはあんたの方じゃない!! ってかちょっと待て!! なんであんたが泣いてんのよ!! 本当意味わかんない!!