芦屋家の(なぜか)熱烈な歓迎を受け、どうにかこうにか今夜の宿は確保できたものの…。 いつまでもここでお世話になるわけにはいかないしね。 考えなきゃ。 これからのこと…。 やっぱり一度父と連絡ぐらい取ってみるべき…? いや、でもお互い連絡先知らないし。 「お姉ちゃん、眠れないの?」 いつの間にか、隣で寝ていた芦屋の妹・みゆきちゃんが私の顔を覗き込んでいた。