「百合さん!!す、好きです!!良かったら付き合ってもらえませんか!?」 「ムリ。話はそれだけ?じゃあね」 放課後。 先ほどの男子生徒の告白を一刀両断して私は帰路につく。 別に恋愛に興味がないって言うわけじゃないけど。 だけどどうなの? 恋人がいたって友達がいたって、世界は何も変わらない。 いつだって世界は、退屈でとてもツマラナイ。 ガシャーン!! 校門へ向かう為、立ち寄った自転車置き場で壮大な音が聞こえた。