渋々私は連れ立って芦屋の家に向かった。 商店街の路地裏を通って10分くらい。 普通の一軒家だった。 「…ホントにいいわけ?」 「うん!!大丈夫大丈夫!!…ただいまー!!」 「おかえりー」 ガチャリと、出迎えてくれたのは40代くらいの女性。 エプソンをつけて、片手にお玉を持っていた。 その様子から察するに、芦屋のお母さんかな…。