「そう…。じゃあ遠慮なく借りるわ。有難う」 「うん。……それで、中原さん…何かあったの?」 何よこいつ藪から棒に…。 「何でよ?」 「いや、その…。中原さん…さっきよりとっても寂しそうに見えたから…」 寂しい…ね。 こいついつになったら勘違いしなくなんのかしら。 私は別に寂しいとか思ってない。 ただ世界に退屈してるだけなのに。