「それで、成行さん。あの女はなんなの!?」 !! ふん…。 ようやく私の話? 「あれは…ー!」 あれ…ねぇ。 私は物扱いですか。 はぁ。 もういいわ。 つまらないことに私を巻き込まないで。 「すみませんでした。私、最近隣に引っ越してきたんですけど、まだ部屋の番号覚えてなくって…。時々間違えて中原さんにはいつも迷惑ばかりかけてしまってるんです。誤解を招いて本当に申し訳ありませんでした。では失礼します」 ガチャリ。 私はそのまま外に出た。