はぁ、疲れる。ってこんなに急いだの初かも!



階段を上がり、朱蓮の家に入った。


「朱蓮、ちょっと髪あげるよ」




冷えぴたを片手にもって、ゆっくりと貼った。


『あり、がと』



朱蓮は目を少し開けて、こっちを向いた。


「気にしないで。寝てていよ」



これで大丈夫かな?



熱下がればいいけど。



あれから1時間ぐらい経った。



ふと時計を見ると、今は6時40分だった。





窓は真っ暗─────


「もぅ帰らなきゃ」



私は朱蓮に新しい冷えピタを貼って、荷物をもち、そっとドアを閉めた。