そこには、フルーツとクリームがお花の形にしてコーティングしてある。



「可愛い…朱蓮って凄いね!」



髪がクリームに付いたら嫌だから髪を結ぼうとくしを取り出した。



『貸して』



私からくしを取り私の髪に触れた。




優しく、髪を磨いで、ポニーテールにくくってくれた。



そこには、上に細いみつあみもしてある。




『できた☆』



くしを私に渡して笑顔でそう言った。




「ありがとう!料理も髪もくくれるとか、朱蓮すごすぎ」




まさかこんな漫画にでてくるヒロイン的な人、いるんだ。




まさに朱蓮。



『そうか』

笑いながら言う。




「じゃあ、いただきます」