「見た目で全部決めてそれでも教師!?
千早と陽が学校になんかした?
世間が必要ないって言ってもあたしの大事な友達なの!」

「お前…先生を殴っていいと思ってるのか!
どうせこいつらとつるんでるから素行が悪くなったんだろ」

俺等を見ながら教師は言った。

「あんたなんて教師じゃない。
あたしは生まれた時から龍王に囲まれて生きてるの!
暴走族すべて悪い人じゃない」

「龍王って…」

その時初めて知った。

「退学だ!!どの高校も入れなくしてやるからな!」

顔を真っ赤にしてどっか行った。

「えへへ…あたし退学になっちゃった!」

笑いながらいう美華。

「美華ごめん!俺等のせいで…」

「美華ぴょんが殴らなくても俺が顔の原型がなくなるまで殴ったのに」

「2人のせいじゃないよ。
あたしが勝手に手出したんだから。
それにさっき龍王に囲まれて暮らしてるって言ったでしょ?」

「それどういうことだ?」