堀内の、バイバイ、だけで部活頑張ろうかなって思える。



どんだけ惚れ込んでだよって、自分に突っ込む。



「空良ー、行くぞ」


「おう」



俺の頭の中は平田先輩より矢野先輩のことしかない。


どう対応したらいいんだ?


ここは後輩らしく謝るべきか?



でも、俺は謝る気はない。


俺は悪い事はしてない。



「考え事か?」



ぼーっとしてたみたいで健吾に言われて気がついた。



「まあ、な。...先輩達のことどうしようか、考えてた」