タケは大人だ。 すごく冷静に物事を見てる。 たまに言い返せない正論を叩きつけられて俺は自分に自信をなくしてしまうのだけど、それはそれですごく居心地が良かった。 今回もそう。 言い返せない。 でも俺はタケの言葉を聞いて、肩の力がスーッと抜けていく感覚を味わっていた。 「黙ってないで何か言えよ」 「タケはやっぱカッコいいわ」 「何だそれ、惚れんじゃねーよ」 惚れっかよ、男には興味ねぇ。 俺達は顔を見合わせて笑った。