もう一度 君に会えたら


別にー、一応初めに確認しておこうと思ってー

そう言いながら視線は空から外さない。



「だから話って・・・」



俺が言い終わらないうちにタケがかぶせる様に話始めた。



「浩子がさ、また変な事言うわけー。ま、信じるかどうかは勝手だけどね。今日アイツ、親に頼まれたとかで、そこの中央病院に午前中行ったんだってー。そしたら・・・」



そこまで言うと、タケは空から俺に視線をずらし再び口を開いた。




『目の前を充の彼女がストレッチャーで運ばれて行った』って。