「ねぇ、俺が思うに・・・携帯家に忘れて出ちゃったんじゃね?」 亮が雑誌で顔を仰ぎながら横目で俺ら二人を見ていた。 「あ・・・」 俺と理衣は二人同時に口を開く。 あ、そうか。 家に忘れてたんだー。なんだ、心配なんて余計じゃん。 そしてまた海へ行く話に戻った。 熱帯魚と泳ぎたいだの、イルカと泳ぎたいなどと話は脱線していくばかりで何も決められなかったんだけど。 瑶に話したら「いつもの事じゃん」ってバカにした顔で笑うんだろうな。