皆がいなくなった教室に私は一人いる。 グランドからは野球部やサッカー部の掛け声が聞こえてくる。 誰もいないか周りを確認して、創ちゃんの席に座ってみたりして。 「…ふふっ」 何だか笑いが込み上げる。 創ちゃんから私はこんな角度で見えてるんだ、と自分の席を見る。 「そうだ!」 私は創ちゃんの机に落書きをした。 気付くかな?