パンパンと手を叩き、目を閉じて合わせる。 多くの人達が参拝に訪れていた。 「人、多過ぎ〜」 ぎゅうぎゅうに押し潰されそうな人混みを掻き分け、人気の少ないところへと避難する。 「愛美、大丈夫!?」 「…大丈夫」 乱れきった姿の愛美は力尽きていた。 「それにしても毎年、新年の挨拶だけでこの人って凄いよね〜…」 「そうだね」 神社にお参りをしに来た私達は、大勢の参拝客から逃れ歩き出した。 「山下とはどこで待ち合わせ?」 「近所の公園」 そう話してるうちに公園に着いた。