"避けられてる"じゃなくて、避けてた私は言葉に詰まった。 こうやって話してても榊の声は創ちゃんを思い出させない。 でもふとした声が似ているのは確かだ。 「ごめんね…」 謝るしか出来ない私に榊は「冗談だよ」と笑った。