私はしゃがみ、目を閉じ、創ちゃんの墓に手をあわせる。 「創ちゃん、この人が榊だよ」 そう言って小さく微笑み、榊に目を向ける。 榊は黙ったまま創ちゃんのお墓を見つめている。 「…榊?」 「…ごめん、びっくりして」 「黙っててごめんね」 「いや、大丈夫…」 呆然としながらも、私の隣に来てしゃがむと手を合わせた。