「今度、来たら教えろよ」 「はっ?なんで」 「いいから!頼んだぞ」 そう言うと俺は自分の教室へと戻った。 それから二日後、今日は珍しく来てるってメールがきて、休み時間に走って教室まで見に行った。 「どいつ?」 「あいつ」 指をさす方向に視線をやると、窓の外を眺める女の子が座っていた。 思ってたよりも普通かも…と少しの間、見つめる。