『何?もう一回いってよ!いってる意味、分からないよ…』


私は木下 美晴--きのしたみはる--高校一年生で、恥ずかしがりやの私が今。皆の前でポロポロと涙流して、叫んでいる。



その涙には深い意味があって。


過去の関係が全てのかぎ。





今年の4月、高校に入学した私は、すぐに七瀬 涼華 --ななせすずか--っていう友達ができた。



すずちゃんとは、気があって、共感できることが沢山あった。


それからはいつも一緒に行動して、一心同体といってもいいくらいだった。





でも、8月くらいだったかな…?




好きな人ができて、すずちゃんに教えたら…すずちゃんも同じだった。





その日から気が合う子が怖くなって、私は自然にすずちゃんと距離をおいた。

すずちゃんはハキハキしていて、物事をはっきりゆうから、尚更怖かった。