もちろんイブと付き合ってる時も付き合ってない時も、つけていたのはこの香り。 だけど、どこまでもバカで鈍感なイブはコレが香水の香りだとは気がつかなかったらしく。 高校の頃、俺の家のリビングで2人でテスト勉強をしていたら珍しく母さんが夕方に帰ってきて。 「あら、イブちゃん久しぶり~。」 「あ、コンニチハ。 カレンさん。」 母さんはイブの隣に座り込んでガッツリ話し込んでしまったんだ。