私は手紙を机の上に置いたまま、バルコニーに出る。 降り注ぐ太陽の光と、吹き抜ける風が心地良い。 そのままこの空気に身を預け、感情も全て取っ払ってもらいたいと思った。 何もかも、全て。 一週間経っても消えない、私の心のもやもやは、雲一つない晴天の空によって少し中和された気がした。 その時、再びドアをノックする音が響き渡る。 「はい?」 私が中に入りドアを開けると、そこには斗基が立っていた。