その頃、幸村は一人川のほとりで傷を癒していた。
「ぐっ……くぁっ!」
銃弾をえぐりだし、布を使って止血する。
「かなり体力を消耗しているようだな?」
「誰だ!?」
辺りは木々に覆われ、視界が悪い。
相手を視認できないまま、幸村は槍を構える。
「こちらだ」
現れたのは、以前戦った土使いの男・地豹(ちひ)。
「お前は…」
「力を貸してやる。邪魔な奴を倒したいんだろう?」
地豹の笑みには、なにかが含まれていた。
「何が狙いだ?」
「邪魔な相手が一緒なだけだ。白夜もやられ、こちらも復讐しておきたいからな」
利害が一致。
ただそれだけのために?
地豹はもともと幸村を殺すつもりだったのでは?
「いいだろう。もし、裏切れば命はないと思え」
「その言葉、信頼として受け取らせてもらおう」
「ぐっ……くぁっ!」
銃弾をえぐりだし、布を使って止血する。
「かなり体力を消耗しているようだな?」
「誰だ!?」
辺りは木々に覆われ、視界が悪い。
相手を視認できないまま、幸村は槍を構える。
「こちらだ」
現れたのは、以前戦った土使いの男・地豹(ちひ)。
「お前は…」
「力を貸してやる。邪魔な奴を倒したいんだろう?」
地豹の笑みには、なにかが含まれていた。
「何が狙いだ?」
「邪魔な相手が一緒なだけだ。白夜もやられ、こちらも復讐しておきたいからな」
利害が一致。
ただそれだけのために?
地豹はもともと幸村を殺すつもりだったのでは?
「いいだろう。もし、裏切れば命はないと思え」
「その言葉、信頼として受け取らせてもらおう」

