「たくさんの人を失いながらも、よく戦ってくれた。これですべてが終わった」
連合軍の頭である謙信が幹部が集まった伊達の城の天守閣で言った。
勝ちをみなで確かめあう。
幹部達は嬉しそうに互いの顔を見て、笑っていた。
織田という圧倒的な力を持った男は死んだ。
俺は嬉しそうな幹部を横目に部屋をあとにした。
「何もかも終わっちゃいない。みんなに伝えなくちゃ……」
でも、それができない。
こんなに喜びあう人達を前に新たなる魔王の誕生を伝えられなかった。
ドンッ!!
「なんだ、佐助。前見て歩かないと怪我するぜ」
慶次だ。
手に山盛りのおにぎりがのった皿をもっている。
慶次になら言えるかもしれない。
「あの……慶次…」
「んあ?なんか、しみったれた面してんな」
「実は……俺、幸村に会ったんだよ」
連合軍の頭である謙信が幹部が集まった伊達の城の天守閣で言った。
勝ちをみなで確かめあう。
幹部達は嬉しそうに互いの顔を見て、笑っていた。
織田という圧倒的な力を持った男は死んだ。
俺は嬉しそうな幹部を横目に部屋をあとにした。
「何もかも終わっちゃいない。みんなに伝えなくちゃ……」
でも、それができない。
こんなに喜びあう人達を前に新たなる魔王の誕生を伝えられなかった。
ドンッ!!
「なんだ、佐助。前見て歩かないと怪我するぜ」
慶次だ。
手に山盛りのおにぎりがのった皿をもっている。
慶次になら言えるかもしれない。
「あの……慶次…」
「んあ?なんか、しみったれた面してんな」
「実は……俺、幸村に会ったんだよ」