それからこれと言って会話が弾まず家に着いてしまった。



「今日もありがとうございます」



「戸締まりしっかりするんだぞ」



「分かってます」



「それから、変なことで悩むなよ。俺がしたいようにやってるんだから。お前はされとけばいいの」



「ふぇ?」



な、なんで知ってんですか?!



「変なことで悩んでると小島から」



あ、秋穂ちゃ~~~~ん。



「と、言うわけでおやすみ桜子」



「お、おやすみなさい」



私は慌てるように車を降りた。