再び笑いかけると、中川さんも笑ってくれた。 「あたし、頑張ってみます」 そう言ってくれた。 でも、頑張りすぎてほしくない。 辛くなったら…頼ってほしい。 でももしかしたら…俺以外に、頼っているヤツが 親しいヤツがいるのかもしれない。 彼女は 中川さんはもう…… 俺じゃない誰かを見つけてしまったのかもしれない。 なぜか胸が締め付けられる。 そんな気持ちを静めるように、プリクラを撮った。 時折、顔を赤くしたり、恥ずかしそうな表情をしていた彼女に また無意識に微笑んでいた。 .